白雪姫に極甘な毒リンゴを 3 (桃華の初恋編)

 何? 
 この感覚?


 恥ずかしそうに頬を赤らめながら
 モジモジしている桃ちゃんを、
 『かわいいな』と素直に思ってしまった。


 そしてなぜか
 俺の体も固まって動かない。


 その時。


「私なんかが甘えるなんて
 気持ち悪いですよね。
 やっぱり……六花と食べます」


 俺の耳にやっと届くほどのか細い声に
 ハッと我に返った時には
 俺の前から
 桃ちゃんは走り去っていた。


 桃ちゃん…… 

 行っちゃった……
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