完璧御曹司の優しい結婚事情
「うん。それでお願いするね。あっ、朝食は?」

「女の子は朝の準備に時間がかかるだろうから、僕が用意するよ」

「ありがとう」

「さあ、寝ようか」

もう一度ふんわりと口付けをすると、向かい合わせにギュッと抱きしめられる。

「おやすみ」

顔を見つめているのはちょっと恥ずかしいから、樹さんの胸元に頭をコツンとつけた。樹さんから響いてくる鼓動が心地良くて、眠気を誘われる。

「葉月……」

頭を撫でなから、髪に口付けする樹さんを感じながら、ゆっくりと意識を手放した。






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