完璧御曹司の優しい結婚事情
「かんぱーい!!」

4人でビールジョッキを軽く当てる。

「はあ。それにしても、無事に解決できてよかった」

鈴木さんがホッとしたように言ったところで、前島さんが「ほんと、ほんと」って、いかにも軽そうに言う。すかさず鈴木さんがどついている。

「お前は、これに関わってないだろ?」

「いいじゃないか。俺だって心配してたんだぞ。それに、うちの大事なアシスタントを貸し出してたしな。ねぇ、葉月ちゃん」

「い、いえ……」

「こら2人とも、川村さんが戸惑ってるだろう。ごめんね。誰かもう一人女性を誘えばよかったね。男ばかりで居づらくない?」

「だ、大丈夫です」

本当はちょっとだけ心細かった。というか、鈴木さんと前島さんの勢いに、ついていけないというか……

「そう?遠慮しないで、なんでも言い返していいんだよ」

少しだけおちゃらけたように言われて、ホッとした。

「ありがとうございます」


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