年上同期の独占愛~ずっと側に
席について原さんに挨拶してながらパソコンを立ち上げると、橋本さんが本を持ってきてくれた。ありがとう、とお礼を言うと原さんが不審そうに私を見ていた。

「何かあります?」

「いや、別に・・・。」

歯切れが悪い原さん・・気持ち悪いが、朝から会議があるため、急いで準備をしなくてはならず、そのまま話が終わってしまった。

会議が午前中いっぱいかかってしまい、遅めのお昼を原さんと食べていると、亜都子からメールがきた。
急な出張で今日のお昼に東京にきているらしい。明日は打ち合わせでここのビルに来るらしいので、時間が合えばお昼を食べよう、と約束をした。今週一杯いるらしいので、夜も1回くらい一緒にご飯にいけるかもしれない。

翌日のお昼、社食で亜都子と待ち合わせをする。

「久しぶり!元気だった?」

「私は元気だよ。今回は急な出張で参ったけど、予定通り1週間で片付きそう。
それより・・・萌々香大丈夫?林君のことも・・・大変だったね」

「うん。でもね、もうだいぶ気持ちの整理ができた。林君結婚するんだってよ、聞いた?」

「結婚??その立花さんっていう人と?」

「うん。そう聞いたよ。小野君が言ってた。」

「そうなんだ・・・。ほんっと、林のヤツ何なんだろう。あんなに萌々香のこと・・・」

「もういいよ。タイミングも悪かったんだろうし。今思えば、大阪であんなことにならなかったら、林君はすんなり立花さんと結婚するはずだったんだもん。私が引っ掻き回したみたいになっちゃったし。私はもう大丈夫だから。」

「そうだね。思ったより顔色もいいし、吹っ切れてるように見える。」

「うん。ありがと。今週どこかで夜ご飯行けそう?」

「水曜日なら大丈夫かな。萌々香は?」

水曜日か・・・橋本さんと飲みに行く約束してしまったな・・

「橋本さんと飲みに行こうって言ってて・・・時間遅めにしてもらうから、ごはん行こう。そのあと合流して3人で飲もうよ。」

「へえー、橋本さんと2人で飲みに行ったりしてるんだ?」

「たまたまね、前に私の行きつけのBarに連れて行ったことがあってね。」

「萌々香の行きつけ?Bar?・・・Bar行って何してんの?」

「お酒・・・飲む。ほんとに軽いの1杯だけだけどね。」

「何よ、萌々香がBarなんて・・・どうしたのよ、一体・・」

「林君と別れてから、なんかムシャクシャしちゃって・・・。試しにカクテル飲んだら体がふわふわして嫌なこと忘れられたんだよね。だから時々。」

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