年上同期の独占愛~ずっと側に
弘美に相談してみよう。彼女はフットワークも軽く、しょっちゅう幹事を頼まれているはずだ。

弘美にメールすると、私もちょうと連絡しようと思ってました、と返信があり、明日の夜ごはんに行くことになった。

翌日の夜に弘美と食事に行くとすぐに、弘美がすで目ぼしいお店をいくつかピックアップしてくれていた。コースプランも選べるお店ばかりで、パンフレットまでくれたのだ。とてもありがたい。

その話が終わると、弘美が思いがけない話を始めた。

「その後、蝦川さんとはどうですか?」

「どうもこうも、何もないよ。」

「・・・ですよね・・・。実は、先週、蝦川さんと会ったんですよ。仕事で一緒になったのでその後みんなで飲みに行ったんです。そしたら、蝦川さん、萌々香さんと別れた気が全くないんですよ。」

「はい?」

何でそうなるのだろう。あれ以来1か月近く立つが一度も連絡してきていないし、もちろん私も連絡していない。未だかつて決して短くない付き合いの中で1か月連絡しないなんてことはありえなかった。ウチの両親だってすっかり別れた気になっていて、亮の話なんて全く出ていない。

「喧嘩中だとは言ってましたけどね。」

「喧嘩中って・・・」

「私も萌々香さんがさんざん傷ついて悩んでるの何言ってるんだろう、って頭にきて、言ってやったんですけどね。だけど、萌々が誤解していてって。誤解された俺が悪いんだけど、なんて愁傷なこと言ってましたよ」

「マジか・・・だって、ネックレスのこととかありえない嘘言ってたのに・・・」

「ですよね。だから私もその話も言ってやろうかと思ったんですけど、さすがに首突っ込みすぎかな、と思って言わなかったですけど。
萌々香さん、あれから蝦川さんと会ってないんですよね?話はしてるんですか?」

「全くしてない。」

「蝦川さん、本気で喧嘩中だと思ってるみたいですよ。あの人、タイプ的に自然消滅とかしなさそうじゃないですか。そろそろ連絡あるんじゃないですかね」

「今更何話すっていうのよ。もう結婚する気なんて全くないんだから、今会ったって恨みつらみ言い合って最悪になるだけじゃん。会うなんてとんでもないよ。」

もしかして、根岸さんと別れたのだろうか。だから私とよりを戻すとか・・・

「ねえ、亮と会ったとき、ネックレスしてた?」

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