美術室のユーレイ



なにかの気配を感じ、ゆっくり目を開ける。




その目はだんだんと大きく開いていく。
























「舞空」














聞きたかった声が鼓膜を揺らす。




私は開いた目に大粒の涙を溜めて叫んだ。




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