転生令嬢はまるっとすべてお見通し!~婚約破棄されたら、チートが開花したようです~
「そうかもしれないけど……ねぇフィデル。私たちの力で、国に起こる危機を救ってみせようよ。私たちは、誰かに利用されるとかじゃなく、自分で能力を使う場所を選べるんだから。だったら私は、誰かを救うためにこの力を使いたいと思うの。それに解決すれば……本当の自由が待ってる。もちろん、名声だって! 私たち、国の英雄になれちゃうかも」
あまりに真面目すぎる雰囲気になったので、和ませるよう最後はおちゃらけて言ってみる。
「お前は欲張りだな」
「フィデルが欲なさすぎなんだって! ……ふふ。私たちって、ふたりを足して割ればちょうどいいのかもね」
私が笑っていると、フィデルが「お前と足されるのはごめんだ」と言い出したので、横から軽くグーパンチをしておいた。まったく効いてなかったけど。
「そ、れ、に! 私たちが事件解決したときのエリオットとロレッタの悔しそうな顔を拝むまでは絶対死ねないわ!」
「……そうだな。あいつの焦ったときのマヌケ顔は、俺としても是非死ぬ前にもう一度拝んでやりたいところだ」
「やる気出てきた?」
「もともと俺はお前に協力してやる約束だ。お前がやる気なら、俺も腹をくくろう」
「よし! そうと決まれば、さっそく始めるわよ!」
私とフィデルは、事件解決のために動き出すことにした。
「どんな小さなことでもいいから、覚えていることはない?」
私が聞くと、フィデルは顎に手を添えて考え込む。
場所、時間、そこにいた人物……なにかひとつでも手がかりを掴まなくては。
「そもそも、フィデルが見る予知はフィデルの身近で起きることなんでしょ? だったら、見た予知のなかに知っている人とかいなかった?」
「……あ。そういえば、建物にいた人物で、ひとりだけ見た目をはっきり覚えている。俺の知っているやつではなかったけど」
「どんな人だった!?」
あまりに真面目すぎる雰囲気になったので、和ませるよう最後はおちゃらけて言ってみる。
「お前は欲張りだな」
「フィデルが欲なさすぎなんだって! ……ふふ。私たちって、ふたりを足して割ればちょうどいいのかもね」
私が笑っていると、フィデルが「お前と足されるのはごめんだ」と言い出したので、横から軽くグーパンチをしておいた。まったく効いてなかったけど。
「そ、れ、に! 私たちが事件解決したときのエリオットとロレッタの悔しそうな顔を拝むまでは絶対死ねないわ!」
「……そうだな。あいつの焦ったときのマヌケ顔は、俺としても是非死ぬ前にもう一度拝んでやりたいところだ」
「やる気出てきた?」
「もともと俺はお前に協力してやる約束だ。お前がやる気なら、俺も腹をくくろう」
「よし! そうと決まれば、さっそく始めるわよ!」
私とフィデルは、事件解決のために動き出すことにした。
「どんな小さなことでもいいから、覚えていることはない?」
私が聞くと、フィデルは顎に手を添えて考え込む。
場所、時間、そこにいた人物……なにかひとつでも手がかりを掴まなくては。
「そもそも、フィデルが見る予知はフィデルの身近で起きることなんでしょ? だったら、見た予知のなかに知っている人とかいなかった?」
「……あ。そういえば、建物にいた人物で、ひとりだけ見た目をはっきり覚えている。俺の知っているやつではなかったけど」
「どんな人だった!?」