人格矯正メロディ
「お父さん、あたしはパティシエになりたいの」


「あぁ。もちろんなれるとも! いくらでも応援するよ!」


父親は嬉しそうに笑っている。


「公務員にはならないけど、いい?」


「そんなものならなくてもいい! 好きな仕事をすればいいんだよ!」


やった!


これであたしの夢を邪魔する人はいなくなったんだ!


あたしは内心、ニヤリと笑ったのだった。
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