エリート上司を煽ったら極情愛を教え込まれました

下着の上からゆったりめのルームウェアのワンピースを着てキッチンに立った。

するとタイミングよくインターフォンがなった。

「はい、今開けます」

ドアを開けると目の前に花束が。

「お誕生日おめでとう」

「あ、ありがとう」

アンティークカラーのバラの花束を受け取った私は早速花瓶にいける。

「あと……これ」

差し出されたのはケーキショップのショップバッグだった。

洋介さんはスーツのジャケットを脱ぐとシャツの袖をまくった。

「どうしたの?部屋暑い?」

「いや?今から何か作るんだろ?手伝うよ」

洋介さんは作る気満々だ。

「ありがとう」

私と洋介さんはキッチンに立った。

「じゃあまずは野菜を洗って……これを一口大に切ってください」

「了解」

私は電気圧力鍋にあさりとメカジキ、ミニトマトにオリーブ、そしてケーパーを入れてお水と塩胡椒を入れて蓋をする。

「何を作ってるの?」

「これ?アクアパッツア」

洋介さんは嬉しそうに野菜を洗い終えると包丁で野菜を切った。

その間に私はコンソメスープを作り、メインのパスタの準備に取りかかった。
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