エリート上司を煽ったら極情愛を教え込まれました
「もしかして今のが誕生部プレゼントなの?」

顔をすり寄せながら尋ねると洋介さんがクスッと笑った。

「……違うよ。泉は何が欲しい?」

「……あなたが欲しいって言ったら?」

洋介さんは驚いた様子で私を見た。

「それって……」

私は洋介さんの手に自分の手を重ねた。

「お願い、今日は帰らないで」

「だけど……」

私は小さく首を横に振る。

「私はあなたの契約者。だからあなたに拒否権はないはずよ」

「ああ、だけど自分が言っている意味がわかってるのか?」

私は洋介さんの目を見て頷いた。

「わかってる。だってこれは私からの最後のお願いだから」

「え?」

洋介さんは驚いた様子で私を見ている。

だけど今言わなかったら一生後悔する。

「今日であなたとの愛人契約を終わらせたいの」

「なぜだ?」

怒りを滲ませ語気を荒げた。

「言わせたいの?」

「ああ、言ってもらうよ。理由はなんだ」

「この関係を契約するときに決めたよね。万が一どちらかが本気になった時はこの関係を解消するって。あなたを本気で好きになったの」
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