エリート上司を煽ったら極情愛を教え込まれました
先日も母からの電話があった。

『もう、噂って本当に怖いわよね。あることないこと言いたい放題。誰も本当のことわかってないのに。お父さんなんて優しいから本当のことを言わないのよ。恩があるからか知らないけど本当に少しは娘のことも庇ってほしいわよ』

母の話によればどうやら私に非があるような噂が立っていると言うのだ。

母の知人によると吹聴しているのは明久さんのお母さんらしいのだけど、母に言わせれば、あのお母さんならやりそうなことだと呆れている。

やはり自分の息子が可愛いからか調査報告書もでっち上げだといって信じていないみたいなのだ。

私は何を言われても、明久さんとの結婚がなくなったことの方が嬉しい。

人の噂もなんとやらだから今は静かに騒ぎが治るのを待つのみ。

それよりも今はイベントの成功が第一だった。


開店20分前に最後の打ち合わせを行った。

今回は他の店舗のB Aにお客様の採寸を行ってもらうことになっている。

責任者はこずえ。

そして本社からの応援に来ているメンバーでアンケートや混雑時の対応をお願いした。

「なるべくいろんな人にお声掛けしてください。お客様の中には気になるけど躊躇している方も多いと思います。特に今回は採寸です。ですので、店の前を気にしながら見ているお客様には積極的にお声掛けしてください。今回のお声掛けが今後のウォルカの顧客になるかもしれません」

私は緊急時の対応を任された。
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