エリート上司を煽ったら極情愛を教え込まれました
「すごい。さすが堤課長」

閉店後、アンケートを回収し数を数えたらかなりの数だった。

1日のノルマは余裕でクリアした。

でも採寸したB Aたちは大変だったに違いない。

すると課長が台車にドリンクのケースを持ってきた。

「お疲れ。これはうちの部署からの差し入れだ。この調子で明日もよろしく頼む」


「ずるいですね」

「何が?」

洋介さんは意味がわからないと言う感じで私をみる。

「いいとこ取り」

「どこが?」

「声をかければ人が寄る。さっきのドリンクだってうちの部署からって口に出してもきっと堤課長の差し入れだと思ってますよ」

何をやってもそつなくこなす。

それが悔しかった。

私は必死になってるのに……ってね。

でもそう思うことをやめた。

どんなに背伸びしたって私は洋介さんはなれないのだから。

それよりも私にしかできないことをやればいい。

それでも時々洋介さんのことをずるいと思ってしまうことがある。

もちろん許してしまうんだけどね。
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