元最強女総長は甘くない。




ほんとにいい加減にしてくれないかな…。




「とりあえず!今日のところはここまでね。片瀬さん、よく考えておいてください」




えぇ…。




「だから…」




「そんな二つ返事じゃなく、じっくりかんがえてみてほしいんです」




千歳さんまで、なんで私なの…。




「……はぁ、分かりました。とりあえず今日のところは帰ります。けど」




私は部屋を見渡して一人一人に視線で圧をかけた。




「承諾することはないと思いますけどね」




誰かのごくりという生唾の音が聞こえそうなくらい部屋は静かだった。




「それじゃあ、失礼しますね」




とんだ災難だ。




嫌な予感しかしない。




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