幻惑
「翼君を支えるのが、妻の仕事だもん。」

翼の胸に寄り添うと、安心と幸せが胸に満ちてくる。

それは、出会った頃からずっと。
 

「本当に支えられているよ。俺、結花里にたくさんのことを教えてもらった。」

翼の声が胸から私の耳に伝わる。
 

「私。翼君に頼ってばかりよ。」


少し顔を上げて翼を見ると、翼は愛おし気な目を 私に向けてくれる。
 

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