触れたい、できない
_完っ璧に、勘違いしてた。
万屋が心を開いてくれたって。
少しでも、私の事を信用してくれてるって。
……友だちに、なったんだって。
「…そっ…か。ごめん、なんか私舞い上がってたみたい!私なんかと友だちになりたくないのなんて当たり前だよっ」
私は無理に笑顔を作って、ガタッと席を立つ。
「……」
そんな私に目もくれない万事屋。
…なんで今まで気づかなかったんだろ
万屋が、気を使ってくれていただけなことに。
蓮以外の、友だちと呼べる人ができてすっかり浮かれてた。
浮かれまくった結果、私情に首突っ込んでこのありさま。
………ほんと私って、どうしようも無い
「…ごめん、長い時間付き合ってもらって。ありがとね、また明日」
「………」
無言なままの万屋を置いて、私はカフェを走って出た。