からふる。~第5話~
「おい」
こ、こ、ここ、この声は...!
手が震えてカレーをこぼしてしまった。
うわ...最悪。
「あのさ、紗彩にむやみにくっつくの止めてくれない?」
「はいぃ?」
黄海くんを睨み付ける青波先輩。
これはまずい...。
ホイッスルだ!
ピーーーーッ!
「うるさぁい!」
「なんだこれは?!」
全くもう!
私で遊ばないで。
「何事ですか?」
ちょうど帰宅した緑川先輩が青波くんに駆け寄り、取り押さえる。
「離して下さい!」
「君の卑猥な行為を防止するためだ。君を監視するよう、白鳥くんから指令を受けている。君を許すことは出来ない」
「なら、なんで凜は許されるんですか?コイツの方がベタベタしてるでしょう?」
「僕のはスキンシップだよぉ。食べちゃおうなんて思ってないからぁ。さあやちゃんは僕のお友達兼お姉ちゃんだよぉ」
お、お姉ちゃん...。
同級生なのにそれはおかしいよ。
「黄海くんは変なことをしないからよしっ。じゃあ君は僕と一緒に向こうで黄海くんが持ってきてくれたものを並べよう」
「ちっ...」
あーあ。
こりゃまずいことになった。
先輩に舌打ちってなかなかの人だ。
嫉妬深そうだし、これで終わるわけない。
今後も要注意だな。
「さあやちゃん、持ってっていい?」
「あ、うん」
「ごめんね、僕のせいだ...。でも元気出してねぇ。さあやちゃんが笑顔ならみんな嬉しいと思うから」
「ありがとう」
こ、こ、ここ、この声は...!
手が震えてカレーをこぼしてしまった。
うわ...最悪。
「あのさ、紗彩にむやみにくっつくの止めてくれない?」
「はいぃ?」
黄海くんを睨み付ける青波先輩。
これはまずい...。
ホイッスルだ!
ピーーーーッ!
「うるさぁい!」
「なんだこれは?!」
全くもう!
私で遊ばないで。
「何事ですか?」
ちょうど帰宅した緑川先輩が青波くんに駆け寄り、取り押さえる。
「離して下さい!」
「君の卑猥な行為を防止するためだ。君を監視するよう、白鳥くんから指令を受けている。君を許すことは出来ない」
「なら、なんで凜は許されるんですか?コイツの方がベタベタしてるでしょう?」
「僕のはスキンシップだよぉ。食べちゃおうなんて思ってないからぁ。さあやちゃんは僕のお友達兼お姉ちゃんだよぉ」
お、お姉ちゃん...。
同級生なのにそれはおかしいよ。
「黄海くんは変なことをしないからよしっ。じゃあ君は僕と一緒に向こうで黄海くんが持ってきてくれたものを並べよう」
「ちっ...」
あーあ。
こりゃまずいことになった。
先輩に舌打ちってなかなかの人だ。
嫉妬深そうだし、これで終わるわけない。
今後も要注意だな。
「さあやちゃん、持ってっていい?」
「あ、うん」
「ごめんね、僕のせいだ...。でも元気出してねぇ。さあやちゃんが笑顔ならみんな嬉しいと思うから」
「ありがとう」