ヤンキーとあたしと嘔吐~君に贈る物語~
ガラっと開けると普通の教室。
「ここで食べるの?」
「ここだとさみいから、ちげぇよ」
リュウヤはドカドカと奥にはいり、準備室と書いてあるドアを開けた。
「ねぇ、ほんとにここ大丈夫なの?!」
勝手に入ってるわけじゃないよね????
準備室にはいると暖かい空気が充満していた。
「あったかい…」
「こっちこっち」
手招きをされていくと、もう1つ奥に和室があった。
「ここ俺の場所!」
ニカッと笑い、目が無くなる。
「どゆこと?」
暖かいのはいいけど……
「シバちゃんいるだろ?俺、何回かタバコ見つかって、居座って話したりする内にここ自由に使わせてもらってんだ~」
「ふーん……」
意外とこいつ人懐っこいから先生も甘くなっちゃうのかな?
少しわかる。
現に男の子に触れないあたしがノコノコ2人きりになる場所についてくるくらい。
「ここだったらお前も男に話しかけられる心配もないし、ゆっくり出来るだろ?1人で食う時は俺のとこ来いよ!」
そう言って微笑む顔をなんだか、直視出来なかった。
あたし、ドキドキ……してる?