幼なじみの彼とわたし
やっぱり、結婚式の日、遥ちゃんを狙ってた人いたんだ。
モテるってわかってはいるけど、凹むなぁ。
いずみんはひとりで笑っている。
失恋がわかってて気持ちなんて伝えれないよ。。。


「あとね、今みたいにぎゅーってしてもらうといいよ。好きな人のぎゅーって、何よりの魔法みたいなもんだから」

してあげても喜ぶと思うけどね、なんて、いずみんはとても楽しそう。


「え?あ、うん…?」

「大丈夫、誰にも絶対言わないから」

「うん」


返事に困っていると、いずみんは「じゃ、これでこの話はおしまいね。次わたしの話」そう言って、いずみんののろけ話をしはじめた。


グチもあったけど、グチっているようで愛がたくさんなのだ。

しばらくいずみんの話を聞いて、このふたりの女子会は幕を閉じた。



その翌日。


ピンポーン♪


いつもと同じくらいの時間に玄関のチャイムがなる。
いつもと同じようにバタバタと玄関に向かって。


「おかえり、遥ちゃん」

「ただいま、亜衣」


いつもと同じように言いあってリビングに向かう。
そして、いつもと同じようにごはんを並べて、いつもと同じようにふたりで食べる。


何もかもがいつも通りのハズなんだけど、違うものもある。


気づかなきゃよかったわたしの気持ち。
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