カッコウ
はじめて茂樹に抱かれたのは、みどりが3年生になってすぐだった。
1、2年の時は茂樹の授業を履修していたみどり。
3年になると茂樹の授業はなくなる。このまま終わりにしたくない。
みどりは大胆に行動する。
「先生、折り入って相談したいことがあるのですが。お時間を作って頂けますか?」
授業の合間、茂樹を訪ねる。
「どんな相談?」
茂樹は満更でもない顔でみどりに聞き返す。
2年間茂樹の授業を受けていたみどり。いつも前の席で茂樹を熱く見つめていた。試験も良い成績を取っていたから。
茂樹もみどりの好意は感じていたはず。
「その時に話します。」と俯くみどり。
茂樹は手帳を開いて日時を指定する。
「ありがとうございます。」
と礼をしてみどりは立ち去る。
心の中でガッツポーズをしながら。
約束さえ取り付ければ何とかなる。二人きりの時間さえ作れば。
茂樹が指定した日にちまでに、うまい相談を考えよう。
1、2年の時は茂樹の授業を履修していたみどり。
3年になると茂樹の授業はなくなる。このまま終わりにしたくない。
みどりは大胆に行動する。
「先生、折り入って相談したいことがあるのですが。お時間を作って頂けますか?」
授業の合間、茂樹を訪ねる。
「どんな相談?」
茂樹は満更でもない顔でみどりに聞き返す。
2年間茂樹の授業を受けていたみどり。いつも前の席で茂樹を熱く見つめていた。試験も良い成績を取っていたから。
茂樹もみどりの好意は感じていたはず。
「その時に話します。」と俯くみどり。
茂樹は手帳を開いて日時を指定する。
「ありがとうございます。」
と礼をしてみどりは立ち去る。
心の中でガッツポーズをしながら。
約束さえ取り付ければ何とかなる。二人きりの時間さえ作れば。
茂樹が指定した日にちまでに、うまい相談を考えよう。