【番外編5/3UP】その王子、はらぺこ悪魔につき。


なのに、制服のボタンを外してきたり

スカートの中に手、入れたりさ


「こんなの」


耳を舐めたり。


胸、触ったり。


「……するの、おかしいよ」


恋人みたいなことしてくるの、やめてよ。


「そうでもないと言ったら?」

「……え?」

「味付けだ」


――――味つけ?


「貴様も調理の際は。塩や胡椒といった調味料を使用するだろう?」

「……使う」

「それと同じだ」

「えぇ?」


カラダに触ってくるのが調味料?


「どういうこと?」

「これだからガキは」

「は?」

「貴様が感じれば感じるほど。旨味が増すのだ」

「かんじる……って。なにを?」

「それは今から知っていけばいい」
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