【番外編5/3UP】その王子、はらぺこ悪魔につき。


「ごきげんよう刹那。デートの続きはまた今度しようねー。セロのいないところで」


空高く飛んで行ってしまった。


えーっと。


落ち着け、わたし。


吸血鬼がなんだ。


今更、慌てることもない。


だって


わたしを抱きかかえているのは、悪魔なんだから。


わたしは悪魔と同居(?)をスタートさせたのだから。


ファンタジー世界の住人が1人


身の回りに増えたくらいで……


ね?


「お、降ろして。セロ」


すとん、と床に両足をついて着地する。


「……いつから見ていたの?」

「最初から」

「さいしょ!?」

「貴様があいつと帰るところからずっと」
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