Keeper.ll


ちょっと動きが鈍かったけれど想像よりはマシね、と言った希望さんは満足気に戻っていった。まるで嵐のような人だと思いながら応援席へと戻る。


「2人とも聞いてよぉ〜!!僕が1番ハチマキ取ったんだよ〜!」


目がキラキラと輝いている永富がまるで犬みたいに見える。ニコニコとしているのはいいが手には大量のハチマキ。それは返してこなくていいのか?


「凄い!活躍見てたよ〜!!……ところでハチマキは返してこなくていいの?」


「2人に見せたかったからそのまま戻ってきちゃった〜!」


『おお、それは凄いな……ありがとう?』

いや、とんでもないやつだな。それ言われた側は可愛い〜!ってなるかもしれないけれど私はそこまで思考停止はしていないしなんなら常識人だからね、びっくりだよ。可哀想だから一刻も早く返してくるべきだよ。


「そっか!すごいね!お疲れ様!!龍くんと輝くんと律くんも凄かった!3人が動きまくるからついていけてない団長が上半身揺れてて面白いねって笑ってた!」


「お前ら……そんなこと考えながら見てたのかよ…、、」


相澤が呆れたようにため息を着いた。永富は時友に促され元気に運営の人達にハチマキを返しに行ったが、ほかの3人は相当疲れたようで水分補給や汗を拭っている。
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