Keeper.ll



*..*


「暑かった……」

「日照りがギラギラしてたよ〜」

『強制連行されたけどなかなか日差しが……一番熱い時間帯でしょ今。絶対に。暑い……』


昼休みの終わりかけ、応援席が集合場所になっているのでそこに集合する。ちなみに敵は昼休みは来なかった。いつ来るのか分からないけど細心の注意は払っておこうと引き締める。

この昼休みは結局、千歩と永富に屋上に行こうと引っ張られたので上から見ていたけど、全然近づいてくることはなく寧ろ気配すらなかった。逆にそれが不気味なのだけれど。


髪の毛を結い、ハチマキを結び直す。


「屋上行って何してたの?日向ぼっことか?」


時友が聞いてくる。

『日向ぼっこ……?正気?この暑さで???さっき嫌ってほど外にいたのに!?』


「なら何してたんだ?」

相澤の言葉で、少し考える。何してたっけ。


『……何も、してないかも。しりとり……とか?』


「ほんとに日向ぼっこじゃねぇか」


楽しかったのか?と十勝が呆れたような顔を向けてくる。

『日は結構強かったけど、風は涼しかったよ。』


「ふーん、風吹いてたんだな。」


「そうなの!さっきは全然吹いてなかったけど、ちょっと出てきたかなって感じ!そよそよしてていい感じだった!」


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