Keeper.ll




「輝も来ればよかったのに〜。」


「いや、俺はぜってぇやだ。律でも連れてけよ」


「そうやって輝はすぐ僕を売るね??」


「律なら高く売れそうだな。」


「龍喜、そこじゃないよね???値段を考えないでくれる?」

「あはは!おかしいの〜!今度はみんなで屋上行こうね〜!!」


「涼しくなってからだな、暑いのは勘弁だ。」

「龍くんならそう言うと思ったよ……」


あ、じゃあ俺らこっちだから、といいながら2年の応援席へと向かっていった2年組と別れ、私たち屋上に行った1年生組も応援席へと向かう。


着いた頃には3分の2くらいが揃っていた。ちなみに隣のクラスはほぼ全員が揃っていて居ないのは2、3人くらいだろうか。うちのクラスとは大違いである。



校門の方を見ていたら風が吹き、ポニーテールがそちらへ揺れる。


「涼しいね」

「ね〜」

『応援席は屋根があるのほんとに助かる……』

応援席は、椅子を教室から持ち寄っている。そして作りは鉄の割と細めの棒にテントの布みたいなのが紐でくくられている。簡易版の休憩所みたいだ。


「小中の時もあったよ?」


「え?私のところは小学校は屋根無かったよ!?すごい暑かった……」


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