Keeper.ll



「いつも屋上行くし、新鮮〜!って感じもなかったしねぇ。」


その言葉に、コクリと頷く。


「そういえば、以前襲われたと言った際、里香さん怪我したって言ってませんでしたっけ?あれってもう治りました?」

『とっくのとんまに。そんなに酷い怪我とかでもなかったんだよ。ほんとに。ただ十勝が心配しすぎてただけ。でもありがとう。だから今日敵襲があったとしても私戦えるよ。』

腕をぺろりと出せば、傷跡なんて何も無かった。まぁ打撲くらいだし。

「本当ですか、良かったです。今回はみんないるんで無茶しないでくださいね。俺もできるだけ助けになれるように頑張ります。」

『頼もしいね。』

「そうです。だから頼ってください。」


君は顔がいいんだから、そういうこと言うと簡単に落ちちゃう女子が沢山いると思うよ。


『ありがとう。でも私より千歩を優先的に助けてね。』

「助けたあとの話をしているんですよ。」

『めちゃくちゃ心配してくれるじゃん。』


私君より強いけどね?いや、驕ってるとかではなく。実際に。それくらい努力もしてるよ。いや、帯刀が努力をしていないというわけでは決してないけれど。今回神龍は敵襲に対応できるようにみっちり鍛えていたのを知っているから。

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