Keeper.ll
バトンパスをし終わって仲間が順調に走り出したのを見送ってから、再びこちらに手を振って戻っていく。
『いや、凄いな……。普通の人とまるで速さが違う。』
「永富さんの時と言い臨場感が比べ物になりせんね!かっこいいです。」
『帯刀、基本的に幹部メンツのこと好きよな。』
「好きですね!目標です。」
「え〜、照れるな〜?」
『全然そうは見えないところが面白いね。』
「りかちん、うるさいよ」
『はははっ、』
何人か走り抜け、次に来た知り合いである走者は相澤だった。
『確か十勝がアンカーだっけ?』
「うん、そう言っていた気がする。」