神楽先生はそんなに甘くない。
恐る恐る...と言った感じで確認してくる香帆。
あぁ、なるほど。何となく腑に落ちた。
なんで香帆がそんなに私の言う「運命の人」の存在を信じてくれなかったのか。
きっと香帆的には私が恋をするどうこうよりも、そんな相手がこの世界にいるわけないって思ってたから納得できなかったのだろう。
確かに、私の理想はかなり高い。
というか、条件が多い。
そのせいで15年間恋をしたことなかったわけですし。