神楽先生はそんなに甘くない。
「だって別に運命的でもなんでもなかったし。てか反応に困るわ。馬鹿って言われて嬉しかったって。そんな急に性癖暴露されても...ってなるわ。」
そこまで言って、私にもうなんの興味も無くなったのか、お弁当の包まれた風呂敷を開きだした香帆。
あ、そうだ、今昼休みだった。
ちょっと納得できない香帆の行動により思い出す事実。
時計を見ると、30分しかないうちのもう15分が経とうとしていた。