異世界でお菓子を振舞ったら、王子と竜騎士とモフモフに懐かれました
「こ、この食感は摩訶不思議だな。最初は驚いたが、この国の連中はわりと新しいもの好きだからうけるんじゃないか? スイーツがこれだけ受け入れられたくらいだからな。外国で流行りの新作スイーツ、とでも書いて売り出せば飛びつきそうだ」
「なるほど、いいですね! パンケーキもタピオカも、その宣伝文句でいけそうです!」
バレンタインのときも感じたが、流行りものには全力で乗っかるというルワンド国の国民性は日本人にちょっと通じるものがあるかも。
「よし、ならメインのメニューはふわふわパンケーキとタピオカミルクティーで決定だな! 俺のほうで申請を出しておく。当日も俺が手伝いに入る手はずになっているから、安心しな」
「ありがとうございます! 料理長さんがいてくだされば安心です!」
私たちはどちらからともなく手を差し出し、握手を交わしあった。これでお祭りの心配はない。あとは試作やリハーサルをして当日に備えるだけだ。
生誕祭のメニューも、ビュッフェ方式にするということでだいたいのメニューが決まってきたが、そちらもメインのスイーツのアイディアが出ないままだ。ビュッフェテーブルに用意するミニスイーツのほかに、メインテーブルに置く大きめのスイーツが必要なのだ。
あっと驚かせるならチョコレートファウンテンが適任だと思うんだけど、今はまだチョコレートさえ試作段階だ。生誕祭までに大量に作るのは不可能に近い。
なにを作れば、アルトさんに『今年の生誕祭は最高だった』って思ってもらえるんだろう。今までの誕生日の思い出を全部塗り替えるくらい、喜んでもらえるのだろう。
これだけ毎日アルトさんのことを考えているのに、お城に通うようになってから一度も、アルトさんに会えていない。
「なるほど、いいですね! パンケーキもタピオカも、その宣伝文句でいけそうです!」
バレンタインのときも感じたが、流行りものには全力で乗っかるというルワンド国の国民性は日本人にちょっと通じるものがあるかも。
「よし、ならメインのメニューはふわふわパンケーキとタピオカミルクティーで決定だな! 俺のほうで申請を出しておく。当日も俺が手伝いに入る手はずになっているから、安心しな」
「ありがとうございます! 料理長さんがいてくだされば安心です!」
私たちはどちらからともなく手を差し出し、握手を交わしあった。これでお祭りの心配はない。あとは試作やリハーサルをして当日に備えるだけだ。
生誕祭のメニューも、ビュッフェ方式にするということでだいたいのメニューが決まってきたが、そちらもメインのスイーツのアイディアが出ないままだ。ビュッフェテーブルに用意するミニスイーツのほかに、メインテーブルに置く大きめのスイーツが必要なのだ。
あっと驚かせるならチョコレートファウンテンが適任だと思うんだけど、今はまだチョコレートさえ試作段階だ。生誕祭までに大量に作るのは不可能に近い。
なにを作れば、アルトさんに『今年の生誕祭は最高だった』って思ってもらえるんだろう。今までの誕生日の思い出を全部塗り替えるくらい、喜んでもらえるのだろう。
これだけ毎日アルトさんのことを考えているのに、お城に通うようになってから一度も、アルトさんに会えていない。