eternal〜守りし者〜
空我は水を取りに行こうと立ち上がった鈴の腕をグッと掴んだ。

『…………。』

『何っ?』

『もう少し…ここに居てくれないか?』

『何言ってんの?水取りに行くだけだって!ホント弱いならこんなになるまで呑むんじゃ無いよ〜。』

その瞬間空我は鈴の腕をグイッと引き寄せ鈴は空我の膝の上に抱えられた。互いの鼻と鼻が当りそうな至近距離。

『えっ!?』

驚いた鈴の顔を見て空我は我に返った。


『な〜んてな。すまん。ちと酔ったわ。』

そう言って鈴を膝の上から払い除けた。

『イッタ〜!ちょっと何なのよ!この酔っ払い‼︎』

そう言うと、空我はサッサッを手を振り立ち去れと言わんばかりに鈴を追い払った。


宴に戻ると空我とは言え男とあれまで至近距離で見つめ合ったのは鈴にとっても初めての事で動揺が隠せなかった。


『鈴、お前もどうだ?』

佐護路が声を掛けた。

『いぃんですか?』

『お前、酒…呑んだこと無いんだろ?』

『…はい。』

『まぁ、こんな日ぐらい注いでやるさ。』

『ありがとうございます。』

周りは皆酔い潰れて雑魚寝状態になりつつあった。

鈴は案外酒には強かった様だ。
こうして弟子と酒を交わす佐護路は今まで見せた事のない柔らかな笑みを浮かべた。
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