eternal〜守りし者〜
『…えっ?…ですが…私如きが将季様の間になど近付けませぬ。ましてや将我様のお側になど以ての外。きっと、空我様が側で寄り添っておられるかと…。』


『…本当に自由のない城ね。』


そんな時部屋へと向かってくる足音が聞こえた鈴。するとその足音は部屋の前で止まり空我の声が聞こえた。



『失礼する。鈴、師匠がお呼びだ。』


『直ぐに。』


鈴は部屋を出ると空我の後に続き佐護路の元へと向かった。


『空我です。鈴を連れて参りました。』

『入れ。』

2人が佐護路の部屋へと入ると、そこには将季の姿もあった。


『時間が無い。将我様が病に伏せた今大盛軍(おおもりぐん)玉城 快晴(たましろ かいせい)に仕える忍びが森にて様子を伺うべくこの駿流美に向かっているとの一報が入った。敵陣に誠の状況を把握される前に始末すべく召集を掛けた。いいか、大盛軍の忍びはなかなかの強者だ。手強いぞ。我ら4人で事を済ませたい。心して参れ!直ぐに支度じゃ。』


『はい!』


こうして佐護路を筆頭に森へと入った。
今回ばかりは鈴もお凛にそれを伝える間など無かった。森へ入ると4人それぞれにバラけた。しばらくすると、鈴は長年修行を積んだこの森で一瞬ではあるが未だ感じた事のない殺気に目を閉じ耳を済ませた。
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