eternal〜守りし者〜
お凛は深々と頭を下げた。

『…いつの日か、将季様の想いが叶いますよう…鈴の幸せを心より願っております。』


将季は黙って頷き去って行った。


お凛は涙を拭って静かに部屋へと戻った。
布団に入り、鈴の寝顔をいつまでも見つめていた。


朝を迎え、ようやく眠りについたお凛は鈴に起こされた。


『お凛様ッ。そろそろお目覚めになって下さいませ。』

着替えの最中もあくびの止まらないお凛。

『鈴はよう眠れたみたいね。』

『はい。久しぶりにグッスリ眠れた気がします。お凛様のお隣は寝心地がよろしゅう御座いますね。』

『鈴の隣は寝心地が悪〜御座いました。』

『えっ?如何されました?鈴は、もしやイビキを…?それとも寝相が悪〜御座いましたか?お凛様に何かご迷惑を…?』

慌てる鈴にお凛は可笑しくなった。

『そうでは無い。』

『では……。』

『鈴の寝顔があまりに間抜けで可笑しくて、いつまでも見てられたの。そしたらいつの間にか夜が明けてて…お陰で寝不足よ!』

鈴は恥ずかしさで返す言葉も無かった。

『…間抜け…申し訳…ございません……。』

苦笑いの鈴に背を向けお凛は微笑んだ。
そして、こんな日々も残り僅かだと思うとお凛は胸の奥がキュッと締め付けられるような感覚を覚えた。
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