eternal〜守りし者〜
手紙を読み終えた鈴は、

『ありがとう…ございます…。』

と、そっと声に出した。


そして眠りについた。この日鈴はお凛と桜を見る夢を見た。桜の花びらが舞う中互いの笑顔がとても輝いていた。


翌朝、将季と顔を合わせた鈴はなかなか将季の目を見つめる事が出来なかった。将季は至って普通に振る舞っているが、鈴の様子に違和感を感じた空我は鈴を呼び止めた。

『鈴。…もう大丈夫か?』

『あぁ、昨日はごめん。もう平気だから…。あっ、布団ありがとね。』

『…あぁ〜全然。』

空我はまだ物言いた気な顔をしていた。

『ん?どしたの空我?』

『あっ…いやッ、あぁ〜!すっかり消えたなッ。頬の傷…良かったなぁ。』

空我はとっさに話題を変えた。

『あぁ〜そうなの。少しは残るかな〜とか思ったんだけどね。お陰様でッ!』

『おぉ〜。良かった良かったぁ。あのまま傷が残ったら、お前をもらってやらなきゃならん約束だったしな!あぁ〜良かった。』

『はぁ?空我が勝手にそう言ってただけでしょ!?約束なんかして無い。』

鈴はそう口走った後で一瞬考えた。

『…でも…ありがとう。』

そう言って鈴はその場を去った。

空我は鈴の言葉に抑えて来た想いが弾けそうになった。
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