eternal〜守りし者〜
その言葉に鈴は頬に手を当て目を見開いて空我の顔を見た。

『……いやッ、冗談だよ冗談ッ。真に受ける馬鹿がいるかッ!?まだ寝ぼけてんのか?』


空我は上手く作り笑いで誤魔化したが、鈴の反応が素直過ぎて胸が締め付けられていた。


『いや…いや?あっ、いつもより早起きしたせいかな…。今ので目が覚めたわ。ありがと。やぁ〜気を付けないとね、この城のくのいちが寝ぼけて頭でも打ったら笑い者だッ。あはは…。』


分かりやすい嘘で笑いながら、その場を去ろうとする鈴に空我はいても立っていられず口を開いた。


『そんな冗談で誤魔化すなッ!』


その声にビッとし振り向く鈴…。


『まだ顔を洗ってねぇ〜だろうが…。』


鈴はコクン…コクン…と頷きながら井戸へと戻り空我の横で顔を洗った。


『…もう子供じゃない。惚れた者同士、そうなるのは自然な事だ。』


空我はまるで、自分に言い聞かすかの様に言い放って部屋へと戻って行った。


鈴は空我に将季との仲を認めてもらえたのだと思い、その言葉を飲み込んだ。

部屋に戻った空我は1人、拳を壁に打ち込んだ。砂壁は剥がれ落ち拳の痕が残った。

その2日後…新たな合戦の動きが佐護路に寄って知らされた。かつて、城の森に忍びを送り込んだ大盛軍 玉城快晴だ。再び戦が始まる。
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