eternal〜守りし者〜
将軍となった将季は直ぐに兵を召集、そして出陣前に集められたメンバーの中に鈴の姿もあった。そこで将季はこう伝えた。

『この戦は五分五分というところだ。だが、必ず勝たねばならん。大盛軍を討てばその他の小さな軍はこの駿流美に手を出そうとはせんだろう。負けられぬ戦じゃ。心して参れッ‼︎』

『はッ‼︎』

士気を高めた将季は続けてこう述べた。

『この戦に勝って城に戻れば祝言じゃ。』


『……むむッ!?…どなたのッ?』


大吾は思わず口走った。



『俺のに決まってるだろ。ここにいる鈴となッ!』


空我と佐護路以外の皆が驚き鈴に視線を集めた。

空我と佐護路に挟まれた大吾は左右を2度確認し声を上げた。


『佐護路ッ!お主…空我もかッ!?お主ら知ってて黙っておったのか!?』


『アホでも気付く…ずっとこの目で見てりゃ〜な。』


佐護路は大吾に呆れた顔で言い返した。


『だが鈴はくのいちじゃぞッ!』


皆が大吾の言葉に頷いた。


『だから何だ!嫁がくのいちの将軍が居て何が可笑しい。かえって心強いだろ!』


将季の言葉にもまた皆が頷いた。


『鈴、お前にとって最後の戦だ。必ず生きて戻るぞ。自分の使命を忘れるな!生きて帰る事だけに専念しろ。』


『はい!』


鈴は力強く頷いた。
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