eternal〜守りし者〜
佐護路は6人の忍びを相手にながらも大吾の殺気を感じ笑みを浮かべた。

……大吾め、楽しんでやがる……

そして、将季達の前に立ちはだかった大男。
斬馬(ざんば)、身体もでかいがその手に握られた剣も見事な物だった。


『こんな小僧が将軍様とはな…。』


斬馬は不快な笑みで剣を向けた。
鈴はすかさず将季の前に出るが将季は鈴にこう言った。


『下がれ鈴。コイツは俺が相手する。』


鈴は譲らない。決して将季の前から動かない鈴に斬馬は睨みを利かせた。全く怯まない鈴に斬馬は再び不快な笑みで仲間に指示を出した。


『呼遙(こはる)、相手してやれ。俺の相手はコイツだ。小娘では無いッ!』


そうして大きな斬馬の影から姿を現した呼遙という女に鈴、将季は驚きを隠せなかった。


『……こ…はる………』


固まる鈴に、将季は胸騒ぎがした。


『鈴、大丈夫か?誰なんだ…こいつ。』


まるで鈴の生写しの様な呼遙という女。
2人が動揺してもおかしく無い程瓜二つであった。


『久しぶりね鈴…。』


将季はさらに混乱した。

……なんだ?何がどうなってる?……

『鈴ッ!答えろッ!誰なんだッ?』


鈴は佐護路と出会う以前の記憶の中で微かに芋を分け合い微笑む女の子が居た事を思い出した。


『………私の…妹……?』
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