eternal〜守りし者〜
『構えろ鈴ッ。あの時、我らは1度死んだ。もう1度死に絶えるなら…互いの使命を全うして逝くがいぃ。例え相手が誰であろうと、それで逝けるなら悔いは無い!』


呼遙の叫びは鈴に届いた。


そして鈴は構えた。芋を分け合い笑った妹…呼遙の為に。




その頃…弦蔵は佐護路にこんな話をした。

『鈴…と言ったな。お前の弟子は。』

『何ッ!?』

『知ってるか?双子の妹の事を。』

『妹…?』

『まさか姉妹で殺し合うとはな…皮肉なもんだ。』


佐護路が視線を鈴に向けた瞬間左腕を切られた。

『……貴様ぁ。』

『お前に右眼を潰された時、すぐに分かった。村で攫った娘と瓜二つじゃと。だから呼遙にこう言った。お前の姉はお前の分も可愛がられて育ってると。そしたらどうだ?みるみる腕を上げたわ。この手で親を殺されたとも知らずになぁ!』

佐護路の怒りは頂点に達した。

『……その口、2度と開くな。』

佐護路は倒れていた味方の刀を拾い上げた。
それを構えると刀は青白い光を放ち、弦蔵はその妖術に目を丸くした。

『……それはッ…!?』

弦蔵がそう呟いたかと思った瞬間、佐護路の刀は弦蔵を突き抜いていた。

『2度と開くなと言ったはずだ。』

そう言って佐護路が刀を抜くと弦蔵はその場に沈んだ。
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