eternal〜守りし者〜
鈴が、空我の部屋を出て襖を閉めようとした時背を向けたままの空我は鈴にこんな言葉を送った。
『…幸せになれ鈴。俺はお前らの笑顔が大好きだった。これからはずっと笑っててくれ。』
空我が"お前ら"と…複数形にしてくれた事が鈴は心から嬉しく思えた。
『…ありがとう…。』
声にならぬような小さな声で囁いた。
そうして閉められた襖の向こうで互いに笑みを浮かべた。
鈴はその足で将季の部屋へと向かった。
廊下に出て月を眺めていた将季は鈴に気が付くと、お付きの者に皆外す様伝えた。
『今日の月は一段と美しい…。』
鈴は将季横へ並ぶとその月を見上げた。
『…殿と毎夜月を眺めたいと思います。こうして、殿のお隣りで同じ月を。』
そう言って鈴は握り締めた手を開くと直したお守りを将季に見せた。
『忘れるな…鈴。お前は俺が必ず守る。』
『はい。』
お守りを受け取った将季は鈴の肩を抱くと2人は穏やかな表情で輝く月を眺めた。
そして10日後城中をあげて盛大な祝言が挙げられた。そこには、鈴がかつて仕えたお凛の姿もあった。将季の配慮によって招かれていた。
『お凛様ッ!?』
驚く鈴にお凛は満面の笑みを浮かべた。
『…もう、その呼び方はおやめ下さい。お鈴様。』
そう言って顔を見合わせると、2人は慣れないやり取りに思わず笑い出した。再び会えた事への喜びと、互いに想う相手と結ばれた事への喜びとが入り混じった。
『…幸せになれ鈴。俺はお前らの笑顔が大好きだった。これからはずっと笑っててくれ。』
空我が"お前ら"と…複数形にしてくれた事が鈴は心から嬉しく思えた。
『…ありがとう…。』
声にならぬような小さな声で囁いた。
そうして閉められた襖の向こうで互いに笑みを浮かべた。
鈴はその足で将季の部屋へと向かった。
廊下に出て月を眺めていた将季は鈴に気が付くと、お付きの者に皆外す様伝えた。
『今日の月は一段と美しい…。』
鈴は将季横へ並ぶとその月を見上げた。
『…殿と毎夜月を眺めたいと思います。こうして、殿のお隣りで同じ月を。』
そう言って鈴は握り締めた手を開くと直したお守りを将季に見せた。
『忘れるな…鈴。お前は俺が必ず守る。』
『はい。』
お守りを受け取った将季は鈴の肩を抱くと2人は穏やかな表情で輝く月を眺めた。
そして10日後城中をあげて盛大な祝言が挙げられた。そこには、鈴がかつて仕えたお凛の姿もあった。将季の配慮によって招かれていた。
『お凛様ッ!?』
驚く鈴にお凛は満面の笑みを浮かべた。
『…もう、その呼び方はおやめ下さい。お鈴様。』
そう言って顔を見合わせると、2人は慣れないやり取りに思わず笑い出した。再び会えた事への喜びと、互いに想う相手と結ばれた事への喜びとが入り混じった。