ノクターン

本当のセレブの贅沢。

若い私達が 自分の力だけなら 頑張ってもできない贅沢。

ただ、夢見心地に 興奮しているだけでは 済まされない責任を感じる。



私も、こちら側に踏み入れてしまった責任。

いつか年を重ねた時、私達がしてもらったことを 守り続けて 受け継がなければならない責任。
 


でも今は 夢のようなこの部屋で、智くんに包まれる幸せだけに身を任せよう。

私は、自分から 智くんの胸に飛び込んだ。
 

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