世界No.1の総長と一輪の花 エイプリルフール特別編
…え?“お揃いだと思った”って……
私が金髪に染めるって言ったから……詩優もお揃いにするために染めたってこと……?
嘘…だったのに。
染めるって言ったこと、ショートヘアにすることも。
私の嘘のせいで詩優の髪が……
黒髪が……
「……っ」
自分がついた嘘に後悔。
エイプリルフールだからって、こんな嘘をつくんじゃなかった……
そう思ってももう遅い。
詩優の髪は金髪で、黒髪の詩優はもういないから……。
ズキズキと痛くなる胸。
まるで鉛が乗ったかのように重くなっていく心。
詩優の後を追ってリビングに向かうと、ソファに座る彼と目が合う。
「おいで」
ぽんぽん
ソファの隣を叩くから、小走りで詩優の元へと向かって、隣に腰を下ろした。