世界No.1の総長と一輪の花 エイプリルフール特別編



詩優は少し黙ったあとに、急に抱きしめていた腕を解いて。
肩を掴むと、ぐいっと私の体を引き離す。



何事かと思ったら、



「ねみぃの?」



私の顔を覗き込んでくる。



「…眠くなっちゃった」



正直に答えたら、目の前の彼は口角を上げて………



「今は寝かせねぇよ?」



と言った。




「へ?」

「花莉はわかってねぇみてぇだし」




『何を?』
と聞こうとしたら、トンっと肩を押された。その押された力のせいで後ろへと倒れていく体。




とさり
とソファに倒れれば、詩優は私の上に覆いかぶさってくる。




「っ!?」




な、な、な、な!?
なんですか!?この状況は…!!!!!!




「花莉がピンクに染めたら絶対可愛いと思う。けど、あんま染めてほしくねぇ。
なんでだかもっとよく考えて」




詩優は私に顔を近づけて、至近距離でそう言った。



…考えて、って……
この状態で!?




ドキドキと心臓がうるさくて、さっきまでの眠気がもう一瞬で吹き飛んでしまった。




この状態じゃドキドキ心臓がうるさくて集中して考えることもできないよ…!!!


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