『先生の色』〜桜の下で始まった恋は、色を変える〜

広いベッドは
先生との間に変な空間ができた



慣れなくて
尚更ドキドキした




「今度は、広いからゆっくり寝れるかな?」

先生が言った




寝るためにここに来たんじゃないのに…


先生ももちろん知ってる




「菫…

ドキドキしてる…?」

先生が聞いてきた




「うん…」



「顔に出てる!

そーゆーところも、好き…」

そう言って先生は笑った




先生はきっと
私を緊張させないようにしてくれてる




「オレもドキドキしてるよ…

菫、ずっとかわいいけど…
最近…ドキッとする時がある

…綺麗になって…」




先生は私をゆっくり抱き寄せてくれた


先生との空間が埋まった




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