続・隣人はクールな同期でした。
もちろんそれを容認出来るワケもなく――
「あんの野郎…
マジで許さねぇ」
怒るわな、そりゃぁ。
せっかく落ち着いたはずなのに
さっき以上に激しさを増した怒りは
ビリビリとした雷のようなオーラで
ジンを纏っている。
今触れたら感電死しそう。
「年下相手に
そんなムキにならなくても…」
「あ゛ぁ?」
地雷か落雷か
アタシの発言も自爆寸前、命取り。
「セツナはもっと警戒しろよな。
それでなくても男に関して鈍感なんだから。
特にアイツには気を付けろ。
何考えてんのかマジでわかんねぇ」
「あ、はい…」
なぜアタシが説教されてる?
それに鈍感って
アンタも人の事言えないからね。
「それにしても胸クソ悪い男だな」
こうときは本当に口が悪い。
あのコが何したって話じゃないのに
どうしてそんなに殺意むき出しなのよ。
仕事復帰したら
先が思いやられるな。
そんなイヤな予感と不安を抱えながら
しばらくしてアタシもようやく仕事復帰したのだけど――――
「あ!セツナさんだ!」
復帰初日にさっそく登場、年下“風見くん”