悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~
「お父様とお母様は、ふたりで手をつないで頂戴! ソニア、行きましょ!」
レオンティーナは、ソニアの手を引っ張るようにして走り始めた。肩越しに振り返れば、父は母の手を取り、母は幾分気まずそうに父に手を引かれている。
そうして、最初に行ったのは、回転木馬だった。音楽に合わせて木馬とふたり乗りの馬車が上下するのだ。
母は木馬に横座りになり、父は隣の木馬に乗り込む。
レオンティーナも父の後ろの木馬に乗ろうとしたところで気が付いた。ソニアがついてきていない。ソニアを探すと、柵の外から羨ましそうにこちらを見ていた。
「――お母様、ソニアもいいでしょう?」
レオンティーナに付き添っているから、ソニアも遊園地には入っていたが、使用人なので勝手に遊具に乗ることはできない。
口に出さないのは、自分が使用人だという分をソニアがちゃんとわきまえているから。けれど、あんな顔を見せられたら、悪いことをしているような気がしてくる。ここに誘ったのは、父なのだ。
「もちろん、今日は特別よ。呼んであげなさいな」
レオンティーナはソニアのところへ駆け寄ると、再び手を取った。
レオンティーナは、ソニアの手を引っ張るようにして走り始めた。肩越しに振り返れば、父は母の手を取り、母は幾分気まずそうに父に手を引かれている。
そうして、最初に行ったのは、回転木馬だった。音楽に合わせて木馬とふたり乗りの馬車が上下するのだ。
母は木馬に横座りになり、父は隣の木馬に乗り込む。
レオンティーナも父の後ろの木馬に乗ろうとしたところで気が付いた。ソニアがついてきていない。ソニアを探すと、柵の外から羨ましそうにこちらを見ていた。
「――お母様、ソニアもいいでしょう?」
レオンティーナに付き添っているから、ソニアも遊園地には入っていたが、使用人なので勝手に遊具に乗ることはできない。
口に出さないのは、自分が使用人だという分をソニアがちゃんとわきまえているから。けれど、あんな顔を見せられたら、悪いことをしているような気がしてくる。ここに誘ったのは、父なのだ。
「もちろん、今日は特別よ。呼んであげなさいな」
レオンティーナはソニアのところへ駆け寄ると、再び手を取った。