悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~
「あなたも乗りなさい!」
「……でも」
「でも、じゃないの。いいから!」
強引に手を引っ張る。おたおたしながらソニアがついてきたので、木馬ではなく馬車に乗り込む。
ぎゅっと目をつぶっているソニアの様子がおかしくて、レオンティーナは笑い声を上げた。
「――お嬢様! いいんですか?」
「いいの。だって、今日はあなたにもご褒美よ!」
ヴィルヘルムが言っていたではないか。ソニアに証人になってほしい、と。
悪を正すのにソニアの証言が役に立つのだから、ソニアにだって、ご褒美があってもいい。
全員が乗り込むのを待ち、ゆっくりと回転木馬が動き始める。音楽に合わせて、くるくると回り、上下するのに、ソニアは目を丸くしていた。
「だ、だだだだ、大丈夫なんですか!」
「落ちたりしないわよ。しっかり掴まっていなさい」
ソニアがしっかりと馬車に掴まるのを見て、また笑い声を上げる。そんなにも固くならなくてもよさそうなものなのに。
ふと目をやれば、隣同士の回転木馬に乗っている両親も、何か楽しそうに話している。
(……そうよね、お互いベタ惚れなんだもの)
「……でも」
「でも、じゃないの。いいから!」
強引に手を引っ張る。おたおたしながらソニアがついてきたので、木馬ではなく馬車に乗り込む。
ぎゅっと目をつぶっているソニアの様子がおかしくて、レオンティーナは笑い声を上げた。
「――お嬢様! いいんですか?」
「いいの。だって、今日はあなたにもご褒美よ!」
ヴィルヘルムが言っていたではないか。ソニアに証人になってほしい、と。
悪を正すのにソニアの証言が役に立つのだから、ソニアにだって、ご褒美があってもいい。
全員が乗り込むのを待ち、ゆっくりと回転木馬が動き始める。音楽に合わせて、くるくると回り、上下するのに、ソニアは目を丸くしていた。
「だ、だだだだ、大丈夫なんですか!」
「落ちたりしないわよ。しっかり掴まっていなさい」
ソニアがしっかりと馬車に掴まるのを見て、また笑い声を上げる。そんなにも固くならなくてもよさそうなものなのに。
ふと目をやれば、隣同士の回転木馬に乗っている両親も、何か楽しそうに話している。
(……そうよね、お互いベタ惚れなんだもの)