悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~
部屋の隅には、湯を沸かす場所が設けられている。そこで沸かした湯を持ち、ソニアは慎重に戻ってきた。
「三人分用意して」
カップ二客とポットを温め、湯を捨てる。震える手で、茶葉をすくってポットにいれた。蓋をしてじっくり二分。頃合いだ。
「……お、お待たせいたしました……!」
震える手でサーブするものだから、銀のカップがソーサーの上でかたかたと震えている。
「……そんなに緊張しなくてもいいから。それから、もう一杯はあなたが飲むのよ」
もう一杯は、母の侍女の分だ。ソニアのマナーがおかしかったら注意してもらうためにここにいる。
「ふぇ、よろしいんですか?」
「いちいちふぇ、とかひゃっとか言うのはおやめなさい。みっともないわよ?」
「――ですが!」
「いいからお飲みなさい」
レオンティーナはカップに口をつけた。上質な茶葉を使っているが、少し量が多かったようだ。えぐみがある。
「――どう?」
「に、苦いですうぅぅ……」
砂糖を入れずに紅茶を飲んだソニアは、涙目になった。
「そうね。茶葉の入れ過ぎだわ。これでは、お客様には出せないわね」
「三人分用意して」
カップ二客とポットを温め、湯を捨てる。震える手で、茶葉をすくってポットにいれた。蓋をしてじっくり二分。頃合いだ。
「……お、お待たせいたしました……!」
震える手でサーブするものだから、銀のカップがソーサーの上でかたかたと震えている。
「……そんなに緊張しなくてもいいから。それから、もう一杯はあなたが飲むのよ」
もう一杯は、母の侍女の分だ。ソニアのマナーがおかしかったら注意してもらうためにここにいる。
「ふぇ、よろしいんですか?」
「いちいちふぇ、とかひゃっとか言うのはおやめなさい。みっともないわよ?」
「――ですが!」
「いいからお飲みなさい」
レオンティーナはカップに口をつけた。上質な茶葉を使っているが、少し量が多かったようだ。えぐみがある。
「――どう?」
「に、苦いですうぅぅ……」
砂糖を入れずに紅茶を飲んだソニアは、涙目になった。
「そうね。茶葉の入れ過ぎだわ。これでは、お客様には出せないわね」