悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~
「おいしいですぅ……」
「泣くほどおいしい?」
「養護施設達の子にも食べさせてやりたいですうぅぅ……とってもおいしい……!」
クッキーを全部口に入れて、ソニアは続けた。
「……そう」
レオンティーナは、ソニアのその様子を見ながら、ピーカンナッツのタルトを上品な手つきで切り分ける。
「それなら、あなたが施設に差し入れをしたらいいのよ」
「差し入れ、ですか?」
「ええ、あなたにはお父様から十分なお給料が支払われるはずよ。施設の子達にこのクッキーを差し入れるのは無理だけれど……城下にはお菓子を売っているお店もあるから、そこで買って持って行けばいいわ」
今までまったく思いつかなかったのか、レオンティーナの提案に、ソニアはぽかんとした顔になった。けれど、それは一瞬のこと。
「そうですね! そうします!」
「イチジクのパウンドケーキの味も覚えておきなさい」
「かしこまりました!」
どうやら、給料で施設の子達に差し入れができるというだけで、ソニアのやる気に火が付いたらしい。
レオンティーナの勧めたパウンドケーキをぱくりと食べ、幸せそうに顔が蕩けている。
「泣くほどおいしい?」
「養護施設達の子にも食べさせてやりたいですうぅぅ……とってもおいしい……!」
クッキーを全部口に入れて、ソニアは続けた。
「……そう」
レオンティーナは、ソニアのその様子を見ながら、ピーカンナッツのタルトを上品な手つきで切り分ける。
「それなら、あなたが施設に差し入れをしたらいいのよ」
「差し入れ、ですか?」
「ええ、あなたにはお父様から十分なお給料が支払われるはずよ。施設の子達にこのクッキーを差し入れるのは無理だけれど……城下にはお菓子を売っているお店もあるから、そこで買って持って行けばいいわ」
今までまったく思いつかなかったのか、レオンティーナの提案に、ソニアはぽかんとした顔になった。けれど、それは一瞬のこと。
「そうですね! そうします!」
「イチジクのパウンドケーキの味も覚えておきなさい」
「かしこまりました!」
どうやら、給料で施設の子達に差し入れができるというだけで、ソニアのやる気に火が付いたらしい。
レオンティーナの勧めたパウンドケーキをぱくりと食べ、幸せそうに顔が蕩けている。