悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~
「ごめん――君が、そんなに食べ物に興味を持っているとは思わなくて」
「おいしいものを食べるのは好きです――でも、それだけじゃありません」
レオンティーナがそう言った時には、目的の書棚の前に到着していた。ヴィルヘルムが、空いている空間に抱えていた本を戻す。
「……では、なぜ?」
「誰も飢えることがないといい……そう思うんです。本を戻してくださって、ありがとうございました。失礼しますね」
ヴィルヘルムに一礼し、レオンティーナは席に戻る。
自分の読んでいた本を返したソニアは、レオンティーナの使っていた文房具をまとめ、鞄に片付けているところだった。
「――レオンティーナ」
「まだ、何か?」
用はすんだと思っていたのに、ヴィルヘルムはまだそこにいた。
そして、レオンティーナの目を見て問いかけてくる。
「まだ、しばらく領地には戻らないか?」
「そう思いますけど……」
そのあたりは、父に聞かないとわからない。そう言うと、ヴィルヘルムは首肯した。
「わかった。それなら、母上との茶会に招待する。改めて招待状を送るから、空いている日を教えてほしい」
「……え?」
「おいしいものを食べるのは好きです――でも、それだけじゃありません」
レオンティーナがそう言った時には、目的の書棚の前に到着していた。ヴィルヘルムが、空いている空間に抱えていた本を戻す。
「……では、なぜ?」
「誰も飢えることがないといい……そう思うんです。本を戻してくださって、ありがとうございました。失礼しますね」
ヴィルヘルムに一礼し、レオンティーナは席に戻る。
自分の読んでいた本を返したソニアは、レオンティーナの使っていた文房具をまとめ、鞄に片付けているところだった。
「――レオンティーナ」
「まだ、何か?」
用はすんだと思っていたのに、ヴィルヘルムはまだそこにいた。
そして、レオンティーナの目を見て問いかけてくる。
「まだ、しばらく領地には戻らないか?」
「そう思いますけど……」
そのあたりは、父に聞かないとわからない。そう言うと、ヴィルヘルムは首肯した。
「わかった。それなら、母上との茶会に招待する。改めて招待状を送るから、空いている日を教えてほしい」
「……え?」