悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~
 今後のことを考えたら、顔を合わせておいたほうがいいかもしれない。

「……無理にとは言わないが、ルイーザには同じ年頃の友人がいてもいいと思うんだ。君さえよかったら、引き合わせようと思って」

 さらにヴィルヘルムの口から出てきたのは、同腹の妹、ルイーザ皇女の名であった。
 彼女は八歳の誕生日を迎えたところで、レオンティーナとは同じ年である。

(うーん、どうかしら……いえ、断るって選択肢はないのよね、この場合)

 前世でも、ルイーザとは面識があった。
 だが、同じ年頃ということもあり、レオンティーナとは何かと比較対象になった。
 黒髪に冷たい美貌を持つレオンティーナ。金髪に親しみやすい美貌を持ったルイーザ。
 氷と炎。月と太陽。冬と夏。
 前世のレオンティーナは、ルイーザと並べて評されることを嫌だと思っていたし、実際、彼女に会うと機嫌が悪くなった。
 ルイーザもレオンティーナのことを嫌っていたし、それを隠そうとはしなかった。今回の人生でも、同じような結果になるのではないだろうか。

(でも……不安はあるけど、招待は受けるべきだわ)

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