悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~
険しい岩の間に生えているものを収穫するしかない。そう聞かされて、父はうなずいた。
「民間のお医者様の中に、この病について研究していた方がいらっしゃいます。アルニム博士と言うそうです。この方を招いてみてはいかがでしょう。ニナ草の栽培が、かなり現実的なものに近づいているようです」
アルニム博士の研究は、さほど重要視されていなかったけれど、前世の知識があるレオンティーナはその価値を知っている。
「なるほどね――わかった。陛下に申し上げるより、バルダート大公家として動いてみようか」
「ありがとう、お父様!」
レオンティーナは、父の首に抱き着いた。ルイーザの表情を真似しながら。
(……これで、子供っぽく見えているのかしら)
父は、レオンティーナの背中に腕を回し返し、痛いくらいの力を込めて抱きしめてくれる。
「なに、ティーナがよく調べてくれたものだと思うよ」
「皇宮のお医者様は、民間の伝承までは調べないのでしょう。ですから、気づかなかったのだと思います」
父は、北の山岳地帯に人をやり、ニナ草を採取することとアルニム博士の招致を取り計らってくれた。
「民間のお医者様の中に、この病について研究していた方がいらっしゃいます。アルニム博士と言うそうです。この方を招いてみてはいかがでしょう。ニナ草の栽培が、かなり現実的なものに近づいているようです」
アルニム博士の研究は、さほど重要視されていなかったけれど、前世の知識があるレオンティーナはその価値を知っている。
「なるほどね――わかった。陛下に申し上げるより、バルダート大公家として動いてみようか」
「ありがとう、お父様!」
レオンティーナは、父の首に抱き着いた。ルイーザの表情を真似しながら。
(……これで、子供っぽく見えているのかしら)
父は、レオンティーナの背中に腕を回し返し、痛いくらいの力を込めて抱きしめてくれる。
「なに、ティーナがよく調べてくれたものだと思うよ」
「皇宮のお医者様は、民間の伝承までは調べないのでしょう。ですから、気づかなかったのだと思います」
父は、北の山岳地帯に人をやり、ニナ草を採取することとアルニム博士の招致を取り計らってくれた。